インパクト投資

[いんぱくととうし]  資金調達・キャッシュフロー

インパクト投資とは、従来の投資の目的である経済的なリターンの獲得だけでなく、投資を通じた社会的なリターンの獲得、つまり社会課題の解決を目的とした新たな投資のことです。もちろん従来の投資もより良い社会・未来をつくることを目的としていましたが、リスク・リターンの2つの軸で投資が評価され、短期的により多くのリターンを得られる投資に偏っていきました。

一方で世界は、貧困・格差・紛争・高齢化・気候変動など、様々な課題を抱えています。国連によるSDGs(持続可能な開発目標)の策定もあり、投資の世界では従来の投資への反省も踏まえ、社会的な影響(インパクト)を意図的に起こす投資活動が増加しています。

インパクト投資では、企業の非財務情報(事業計画・企業のリスクや機会・コーポレートガバナンス・SDGsへの取り組みなど)を投資判断に組み込みます。そのため企業ではこれら非財務情報を可視化し、積極的に公開する必要があります。