資本金

[しほんきん]  起業・開業・設立

資本金とは、企業の設立時もしくは資金調達によって株主から集めた、経営の元手となるお金のことです。企業設立後、すぐに利益が出たとしても、そのお金が振り込まれるのは数か月先になることもあります。その間にも必要なものを購入したり人件費を支払ったりしなくてはならないため、設立時の資本金は運転資金として重要な存在です。2006年の法改正によって1円から会社を設立できるようになりましたが、運転資金として必要であるため、一般的には300万円前後を資本金として用意しています。また、事業の拡大などで株主から新たに資金調達することもあります。この際に調達した資金は資本金にプラスされることになります。資本金は返済義務がないお金であり、株主が将来性を見込んで投資しているという証でもあるため、資本金の多寡はその企業を判断するひとつの材料となります。