私たちについて

日本財団が考える
スタートアップとは

できるだけ多くの人に、
できるだけ多くの幸福を与えるように行動するのが、
我々の義務である。

渋沢栄一の言葉です。100年以上前の激動の時代に、500以上の企業の設立にかかわった「近代資本主義の父」であると同時に、多くの慈善事業にも取り組んだ日本の福祉の草分けでもあります。

近年、創業間もない会社・団体のことを「スタートアップ」と呼びますが、彼の言葉には、現代の「スタートアップ」にも通じるあるべき精神が表れているのではないでしょうか。
きっと皆さんの中には、「スタートアップ」と聞いて、新しいビジネスモデルで急成長を目指す企業をイメージされる方もいらっしゃるでしょう。Tシャツを着て、カタカナを使いながら、自由に働いて自社の利益を追求する。

私たちが考える「スタートアップ」は少し違います。
「スタートアップ」とは、

  • 社会の課題を適確にとらえ、強い意志と深い洞察、そして大胆な行動力で立ち向かっていくチーム
  • 必要なところに、質の高いサービスを持続的に届けることができるチーム
  • 事業で得た利潤を、更なる課題解決に生かし、より多くの人を潤していくチーム

と、考えます。

社会課題に取り組むのは、もはや行政やNPO、社会起業家だけにとどまりません。あらゆるスタートアップが、さまざまな領域で、課題解決に果敢に挑戦しています。

そんな課題解決の草分けたちを、日本財団は応援します。

日本財団の「挑戦」

社会課題が複雑化する中、新しい発想で課題に取り組むスタートアップが、かつてないほど求められていると私たちは考えています。日本財団は、長年にわたって国内外の課題解決に取組んできました。だからこそ、スタートアップの支援は私たちの責務であり、終わることのない挑戦なのです。

日本財団では、2016年から2019年、新しい発想で社会変革を引き起こす人材・チームを表彰・支援するソーシャルイノベーションアワードを実施。 2019年からは創業支援プログラム「日本財団ソーシャルチェンジメーカーズ」を開始しました。

スタートアップの皆さんには、日本財団がもつ「ネットワーク」と「社会的信頼」を存分に使っていただければと思います。誰に相談したらいいかわからない。なかなか事業を知ってもらえない。そんな時に、日本財団の培ってきた「ネットワーク」と「社会的信頼」は必ず役に立つはずです。

また、企業やメディアの皆さんには、ぜひここに集ったスタートアップに力を貸していただきたいです。複雑化した社会課題を1社だけで解決するのは難しいものです。皆さんの力が課題解決を加速させます。日本財団が皆さんとスタートアップのハブになります。

ここに来れば、よい出会いと信頼できるつながりがある。

一緒に、未来を切り開いていきましょう。

本サイトが提供するもの

  • 起業・スタートアップに関する「多角的」「本質的」な情報
    創業初期のスタートアップのニーズをとらえた良質な情報を継続的に発信・アーカイブし、実践で役に立つメディアを目指します。
  • 課題解決に取り組むスタートアップの情報
    これまで日本財団が支援してきたソーシャルイノベーターや、ソーシャルチェンジメーカーズ参加企業・団体の情報を掲載・発信します。スタートアップについて、より多くの人に知ってもらうことを目指します。
  • セクターを超えたつながり・コミュニティ
    スタートアップが行政・企業・専門家などとコラボレーションするための「信頼できるつながり」のきっかけを提供します。