株式会社ヘラルボニー

Profile

知的障害のあるアーティストのアート作品ブランド「HERALBONY」を運営

起業のきっかけ、ミッション、ビジョン

ヘラルボニーは、双子の代表・副代表に 、自閉症という先天性の障害のある兄がいたことから誕生しました。兄も敢えてカテゴライズするならば、私たち “健常者” と同じ感情を抱いているのに、よく「可哀想」と表現されることがあったのです。幼い頃からその現状に強い疑問を持ち、株式会社ヘラルボニーを設立しました。

取り組んでいる課題

ヘラルボニーは事業を通し、「知的障害=欠落」というイメージの変容に挑戦しています。また、知的障害のある人の賃金の低さ(月額平均16,118円(2018年度))は大きな課題です。アートやビジネスという手段を用いて、知的障害のあるアーティストがアーティストとしてお金を得ることができる道をつくっていきたいと思っています。

ソリューション・サービス

知的障害のあるアーティストが描く作品をさまざまなモノ・コト・バショに落とし込み、社会に提案する事業を展開しています。現在は日本全国約20の福祉施設とアートマネジメント契約を結び、約2,000点のアート作品を高解像度データで保有。 知的障害のある人が描くアート作品をプロダクトに落とし込み、 新しい価値の提案を目指すブランド「HERALBONY」の運営など、 福祉を軸とした社会実験に取り組んでいます。

ビジネスロジック

関連情報

メンバー

松田 崇弥

代表取締役社長
小山薫堂率いる企画会社オレンジ・アンド・パートナーズのプランナーを経て独立。「異彩を、放て。」をミッションに掲げる福祉実験ユニットを通じて、福祉領域のアップデートに挑む。東京在住。

心を動かされたモノ、コト

「ヘラルボニーのプロダクト・サービス・アクションは、人々に思想を運ぶ。哲学を運ぶ。世界観を運ぶ。そうして新たな文化を知り、人は生まれ変わる。」人生を変えてくれた恩師から届いた、大切にしている言葉です。

松田 文登

代表取締役副社長
大手ゼネコン会社で被災地の再建に従事。その後、双子の松田崇弥と共にへラルボニー設立。自社事業の実行計画及び営業を統括するヘラルボニーのマネジメント担当。岩手在住。

心を動かされたモノ、コト

私たち双子の4歳上の兄である自閉症の翔太。彼が見ている世界も、彼という眼鏡を通じて見える世界も、不思議で面白くて理解不能で、小さい頃から無数の感情経験を自分たち双子にプレゼントしてくれた。常識を疑うこと、他者視点で思考すること、見守ること、ぜんぶ学んだ。ある意味では恩師でもあるの、かも。

問い合わせ先

E-mail: official@heralbony.com
フォーム: Googleフォーム

2023年07月06日 更新