用語集

起業・スタートアップに関するキーワードをご紹介します。

IRR

経営・事業戦略 

計算、計算方法、関数 IRRとは、Internal Rate of Returnの略語で、日本語では内部収益率といいます。投資判断のための重要な指標のひとつで、簡単にいえば、投資期間内の利回りがいくらになるかというものです。得られたお金を再投資する場合、早期に得られたお金のほうが生んでくれる収益が多くなるため価値が高くなります。このお金の時間的な価値を考慮した指標がIRRです。 事業の成長のためには事業への投資が必要不可欠であるため、投資判断は経営において重要なものです。そのためIRRなどの指標を利用して意思決定を行います。 IRRの計算は投資期間が長ければ長いほど複雑になります。しかしエクセルなど表計算ソフトではIRRの計算方法として専用の関数が用意されているため、このIRR関数を使うことで簡単に計算できます。

IR

経営・事業戦略 

IRとは、Investor Relationsの略称で、自社の経営状況や財務状況などを株主や投資家向けに提供する活動全般のことです。また、この活動で公開されている情報をIR情報と呼びます。 上場企業は法律によって有価証券報告書や財務情報の開示を義務づけられており、IRでは主にこれらの情報をベースに、経営構想や経営計画など、企業が今後どのような価値を創出していくのかを説明します。 IRの目的には、企業価値を向上させたい株主や投資家からアドバイスをもらうこと、必要以上の株価の変動を抑えること、個人投資家などのファンをつくることなどがあります。

IPO

経営・事業戦略 

IPOとは、Initial Public Offeringの略語で、日本語でいう「新規公開株」・「新規上場株式」のことです。つまり新規上場し、不特定多数の投資家に株を公開するということです。株式会社は上場前から株式を知り合いの投資家やVCなどに売却することで資金調達を行うことがありますが、上場することで不特定多数の投資家に売却できるようになるため、より多くの資金を集めることが可能となります。また、上場にあたっては厳しい審査をクリアする必要がありますし、上場後は決算書など企業の情報を開示する義務があるため、信用度・信頼性が高まるというメリットがあります。 一方で、株主の意向を反映した経営をしなくてはならないことなどから、経営方針によりIPOを行わない企業も多く存在しています。2022年6月2日時点の上場企業は合計で3,821社、株式会社の数は約250万社なので、上場企業はほんの一握りであることがわかります。