用語集

起業・スタートアップに関するキーワードをご紹介します。

ロジックモデル

経営・事業戦略 

ロジックモデルとは、事業・組織が目指す変化・効果の実現に向けたプロセスを論理的に整理するためのフレームワークです。事業の設計図ともいわれます。 ロジックモデルでは、事業の「ヒト・モノ・カネなどの資源(インプット)」→「活動(アクティビティ)」→「直接の結果(アウトプット)」→「成果(アウトカム)」の因果関係を図式にします。ポイントはまず「成果」から逆算して考えるところにあります。 具体的には、最終的な目標を明確にし、その達成のために必要となる途中の成果(中期成果・短期成果)、成果を生み出すために必要な活動、活動に必要な資源を図式に整理します。 「成果」から逆算して考えるという特徴から、社会的インパクトを意識した事業の設計やその評価のためにも活用されています。

ランニングコスト

経営・事業戦略 

ランニングコストとは、設備や建物をの維持するために必要となる費用のことです。運用費・運転費・経営費などと呼ばれることもあります。 例えば自動車(社用車)。自動車を利用するためにはガソリン・車検・メンテナンス・保険などが必要となり、このガソリン代やメンテナンス費用など継続してかかってくる費用をランニングコストといいます。一度の出費は大きくないものの、設備や建物を利用している限り発生するものであるため、どんどん費用が積み重なっていきます。そのため、後々予算不足になってしまわないよう、あらかじめ計算することが肝心です。 ランニングコストの対義語であるイニシャルコストもビジネスではよく利用される言葉です。イニシャルコストはいわゆる初期費用のことです。設備の購入費や事業をはじめる際に必要となる費用など、一度だけかかってくる費用をイニシャルコストと呼びます。

ローンチ

経営・事業戦略 

ローンチとは、新しいプロダクトやサービスを市場に公開することを意味します。実際にユーザーの手に渡る販売のタイミングや、実際にサービスを利用できるようになる公開のタイミングなどをローンチと呼んでいます。 もととなった言葉は英語のLaunchで、(ロケットの)打ち上げや、(船の)進水といった意味で使われており、それが転じて(新製品の)公開の意味を持つようになりました。ほとんど同じ意味で使われている言葉に「リリース」があり、ビジネスにおいて多くの場合はローンチをリリースに言い換えても意味は変わりません。日本語で表現する場合は、開始・発売・公開といった言葉が使われます。また、リリースは、情報のリリースや新曲のリリースなど、ローンチよりも広範な意味で使われています。