IPO

[あいぴーおー]  経営・事業戦略

IPOとは、Initial Public Offeringの略語で、日本語でいう「新規公開株」・「新規上場株式」のことです。つまり新規上場し、不特定多数の投資家に株を公開するということです。株式会社は上場前から株式を知り合いの投資家やVCなどに売却することで資金調達を行うことがありますが、上場することで不特定多数の投資家に売却できるようになるため、より多くの資金を集めることが可能となります。また、上場にあたっては厳しい審査をクリアする必要がありますし、上場後は決算書など企業の情報を開示する義務があるため、信用度・信頼性が高まるというメリットがあります。

一方で、株主の意向を反映した経営をしなくてはならないことなどから、経営方針によりIPOを行わない企業も多く存在しています。2022年6月2日時点の上場企業は合計で3,821社、株式会社の数は約250万社なので、上場企業はほんの一握りであることがわかります。