用語集

起業・スタートアップに関するキーワードをご紹介します。

MRR

経営・事業戦略 

MRR(Monthly Recurring Revenue)は、毎月継続的に得られる収益(売上)のことです。日本語では「月次経常収益」といいます。 クラウドサービスとして提供されるソフトウェアであるSaaSなどのサブスクリプションビジネスでは、事業の安定性や成長率を判断するために特に重要な指標のひとつです。MRRは「提供する月額料金プラン×顧客数」というシンプルな計算で求めることができます。顧客に条件を設定することで、より細かく分析することが可能です。 条件によってMRRは「New MRR」「Downgrade MRR」「Expansion MRR」「Churn MRR」の4つに分けられます。 MRRは月単位の指標ですが、年単位の指標であるARR(Annual Recurring Revenue)もあります。こちらは年間契約が多いBtoBビジネスなどで利用されています。

M&A

経営・事業戦略 

M&Aとは、合併と買収(Mergers and Acquisitions)の略語で、資本の移動を伴う企業の合併と買収を意味します。国内ではバブル崩壊後、力があるものの経営不振に陥る企業が増加しました。海外企業はM&Aという手法でこの企業を次々と買収していったことから、M&Aには身売りというイメージがついてしまいました。しかし近年は国内企業同士のM&Aが増えイメージが向上し、中小企業においても現実的な経営戦略のひとつとして定着してきています。例えば、M&Aによる事業承継がそのひとつです。中小企業では後継者問題が深刻化していますが、M&Aでは譲渡先企業・経営者の合意があれば社内風土の変更や従業員の解雇を伴わずに、会社を引き継ぐことができます。国・自治体は力のある中小企業が後継者不足を理由に廃業してしまうことを問題視しており、自治体などによるM&A支援も広く展開されるようになってきています。

MBO

経営・事業戦略 

MBOとは、M&A(企業の合併と買収)の方法のひとつです。正式名称はマネジメント・バイアウト(Management Buyout)といいます。 MBOは、企業の経営陣が、投資ファンドや金融機関から資金調達を行い、その資金で自社の株式や事業を買い取り経営権を取得するというものです。主に、大企業において事業部門や子会社を切り離して独立させるために活用されています。 また、中小企業の事業承継においても活用されています。この場合は、代表取締役などの社内の役員に株式を譲渡することで、事業を引き継ぎます。株式を買い取る必要があるため、特別目的会社(SPC)という法人を設立し、SPC名義で資金調達してから株式を買い取ります。そしてSPCと引き継ぐ会社を合併することで事業承継が完了します。

MVP

経営・事業戦略 

MVPとは、Minimum Viable Productの頭文字をとった略称で、日本語では「実用最小限の製品」という意味です。MVPは、顧客に価値を提供できる必要最小限の機能を持ったプロダクトを提供し、顧客のフィードバックを得て、それをプロダクト開発に活かすという考え方・手法です。エリック・リース『リーンスタートアップ』というビジネス書で紹介され注目を集めています。MVPを実践すると最小限のコストで市場に参入することができます。市場の反応を分析することで、プロダクトの検証や、将来必要となる機能を見定めたり、顧客のニーズに合わせた機能を素早く追加していくことが可能となります。また、早期に市場に参入することができるため、他社よりも優位な立場を確立できる可能性もあります。

M&A

経営・事業戦略 

M&Aとは、合併と買収(Mergers and Acquisitions)の略語で、資本の移動を伴う企業の合併と買収を意味します。国内ではバブル崩壊後、力があるものの経営不振に陥る企業が増加しました。海外企業はM&Aという手法でこの企業を次々と買収していったことから、M&Aには身売りというイメージがついてしまいました。しかし近年は国内企業同士のM&Aが増えイメージが向上し、中小企業においても現実的な経営戦略のひとつとして定着してきています。たとえば、M&Aによる事業承継がそのひとつです。中小企業では後継者問題が深刻化していますが、M&Aでは社内風土の変更や従業員の解雇を伴わずに、別の経営者に会社を引き継ぐことができます。国・自治体は力のある中小企業が後継者不足を理由に廃業してしまうことを問題視しており、自治体などによるM&A支援も広く展開されるようになってきています。