バックキャスティング

[ばっくきゃすてぃんぐ]  経営・事業戦略

バックキャスティング(Backcasting)とは思考法のひとつです。未来のあるべき姿を描き、その未来に至るための道筋や施策を考える思考法のことです。逆算思考と呼ばれることもあります。バックキャスティングには、現状にとらわれないアイデアの創出や、選択肢が広がること、長期的な目標を立てられることなどのメリットがあります。

バックキャスティングによって示された目標の有名な例が「SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)」です。

バックキャスティングの反対となる思考法に、フォアキャスティング(Forecasting)があります。フォアキャスティングは現在を起点として、抱えている課題にどのような改善を行えるのかを考え、それを積み上げていき地道に改善をくり返していく思考法のことです。現状の問題点の改善や、失敗のリスクが低いことなどのメリットがあります。