著作権

[ちょさくけん]  法務

著作権とは、著作物を保護するための権利です。文学・学術・美術・音楽などのジャンルで、思想・感情を創作として表現したもの、いわゆる文化的な創作物のことです。著作物は創作した時点で自動的に権利が発生し、著作者の死後70年間保護されます。著作物を無断で使用した場合は著作権侵害となり、権利者から損害賠償の請求をされたり、訴えられる可能性があります。著作物は知的財産権(知的所有権)の一種で、ほかの権利としては産業財産権(工業所有権)があります。産業財産権には下位の分類があり、「特許権」「実用新案権」「意匠権」「商標権」の4つの権利により、産業領域での知的な創造を保護しています。特許権などは著作権と違って自動で権利が発生するわけではなく、特許庁に出願し登録しなくては保護を受けることはできません。