渋沢栄一

[しぶさわえいいち]  経営・事業戦略

渋沢栄一は近代日本資本主義の父と呼ばれています。日本史上最後の征夷大将軍である徳川慶喜の家臣で、1867年に主君の名代としてパリ万博を視察する弟・昭武と共にフランスに渡航することになります。パリ万博の視察後は昭武の留学にもお供し、ヨーロッパ諸国を周りながら、同行していた通訳で案内役のアレクサンダー・フォン・シーボルトから欧米の社会や経済システムを学びました

渋沢栄一はこの知識をもとに、日本において金融制度・株式会社制度を確立するために様々な事業仕事を行ったのです。日本で最初となる銀行・第一国立銀行(現みずほ銀行)の創業や、東京株式取引所(現東京証券取引所)の設立、東京瓦斯(現東京ガス)の設立など、500社以上の会社の設立に関わったといわれています。