信用保証協会

[しんようほしょうきょうかい]  資金調達・キャッシュフロー

信用保証協会とは、信用保証協会法に基づいて設置されている公的機関です。中小企業が金融機関から融資を受ける時に、保証人となることで借入を支援することを目的としています。

中小企業はまだ実績がなかったり、経営リスクが大きいといった信用面での課題があるため、融資を断られたり、希望した金額が借りられないことがあります。そのため信用の足りない中小企業は、信用保証協会の保証を受けて融資を申し込みます。

信用保証協会の保証の利用方法には2種類あります。

1つは信用保証協会に直接融資を申し込む方法です。信用保証協会の審査が通った場合には、協会に金融機関を紹介してもらえます。

もう1つは金融機関に融資を申し込む際に信用保証協会の保証に申し込む方法です。ほとんどの企業は金融機関経由で保証を申し込んでいます。

審査はほとんどが書類の内容で判断されます。提出する書類で最も重要なのが、保証申込書の「事業概要欄」と添付書類である「事業計画書」「経営改善計画書」です。審査では今後返済できる能力があるかどうかが重視されるため、会社の状態や事業の成長性、資金の使い道などを明確に記載することが重要です。