予定納税
[よていのうぜい] 税務・会計
予定納税とは、いわゆる税金の前払い制度です。確定申告により計算された所得税が15万円を上回った場合、翌年の所得税の一部をあらかじめ納付するものです。対象の事業主には、対象の年の6月15日までに、税務署から「予定納税の通知書」が送られてきます。この通知書に従い、7月と11月の期限までに指定された金額をそれぞれ納付します。事前に手続きをしておけば口座振替も可能です。
複数回に分割して納付しなければならないという手間はありますが、1年分の税金を分割して支払うことができるため、納税の負担を分散させることができるというメリットがあります。
所得税以外にも、消費税や法人税についても、負担を軽減するためあらかじめ納付する制度があります。こちらは中間申告・中間納付と呼ばれています。